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ananベトナムクッキングクラブ5月号/鰆のトマトソース煮

 

■ベトナム語表記による料理名説明
cá thu (カー・トゥ)鰆
chiên (チン)揚げる、油で焼く
xốt (ソッ)ソース
cà (カー)トマトやナスなどの野菜につく言葉。一般的にトマト(cà chua)のこと。
■料理紹介
 生のトマトを使ったソースで鰆を煮て作るご飯のおかずです。Xốt(ソット)というのは外来語でソースの意味。フランス語に由来しているのでしょうか。暑いベトナムではトマトは一年中市場で出回っていますが、この料理はしっかりと熟したトマトを選んで作りたい一品です。今回はヌックマムで味をつけましたが、ベトナムの醤油(ヌックトゥーン)で味をつけることもあります。魚は鰆でなく、白身の魚や鯵などでも構いません。

■鰆のトマトソース煮/4人分

4切れ(400g)
トマト 5-6ヶ
ヌックマム 大さじ2
小さじ2/3
砂糖 小さじ2/3
大さじ2
アナトーシード 小さじ1
ニンニクのみじん切り 大さじ1
香菜 適量

【スパイスの説明】
・「アナトーシード」って?
ベトナム語で、 hạt điều đỏ(ハッ・ディゥ・ドー)。油で熱して赤い 油をとり、トマトソースなどに色づけとして使われます。 鰆のトマトソース煮以外にも、bún riêu cua(ブン・リウ・クア)という蟹汁麺の色づけにもかかせません。これ自体には微かな香り程度しかなく色づけの目的で使われます。


キレイな赤色に。

【ポイント】
・アナトーシードは色づけのために使います。しっかり熟したトマトであれば、真っ赤なトマトソースに仕上がるので入れなくても構いません。
・魚はヌックマムにくぐらせて揚げることにより、色が綺麗に仕上がりフライパンにも焦げつきにくくなります。
・魚を素揚げすると、油が汚れその油を他の用途に使いにくくなります。もし、揚げ物に2-3度使った油を使うのであればニンニクやネギなどの香味野菜を揚げて香りを移してから使うとよいでしょう。

1 ) トマトは横半分に切って種を取り除き、皮ごとすりおろす。すりおろせなかった部分は包丁で細かく叩き、すりおろしたトマトと一緒にしておく。

2 ) ニンニクは包丁のはらで叩いてつぶし、みじん切りにする。

3 ) フライパンに油を熱してアナトーシードを入れ赤色を移す。この時、炒めながら種を除く。

4 ) ヌックマムに鰆をくぐらせる。

5 ) 別のフライパンに多めに油を入れ、片面がきつね色に焦げ色がついたら裏返して、もう片面も焼く。

6 ) 皿に取り出して油をきっておく。

7 ) 3のアナトーシードの油を熱しニンニクのみじん切りを炒める。

8 ) 香りが出てきたら1のトマトを汁ごと加えて炒め、しばらく煮る。塩、砂糖、ヌックマム(鰆をくぐらせたものの残り)を入れて味を調える。

9 ) トマトのフライパンに鰆を加えて4-5分煮込む。

10 ) 皿に盛りつけ、香菜を飾る。

※教室での講習レシピとは異なります。
 

■情報提供:OVERLAND CLUB http://www.overlandclub.jp/
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バックナンバー
2006年04月 ベトナム料理徹底マニュアル/ブン
2006年04月 ベトナムクッキングクラブ4月号/紫芋のスープ
2006年03月 ベトナムクッキングクラブ3月号/蓮の実チェー
2006年02月 ベトナムクッキングクラブ2月号/エビと豚肉の揚げ春巻き
2005年12月 ベトナム料理徹底マニュアル/コン・ビン・ヤン

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