|
|
【料理名説明】
「Chè(チェー)」⇒汁物の甘味のこと(例外あり、かつては行事料理として用いられていた)
「Hạt(ハッ)」⇒ 種などの丸いもの
「Sen(セン)」⇒蓮
【料理紹介】
蓮の実(Hạt sen ハッ・セン)は蓮の花が咲いた後にとれる種子の殻と芯を取り除いたものです。乾燥品のほか、生の状態のものも販売されており、そのままおやつのようにかじって食べることもできます。
ベトナムには、昔から "夫を愛しているのなら、小鴨のおかゆ、イエライシャンの花スープ、蓮の実のチェーを作りましょう。" という言い伝えがあります。蓮の実は薬膳で安眠、滋養強壮、沈静効果があるとされています。ベトナムでも昔から体によいものとして庶民の間で親しまれてきたようです。
蓮の実を竜眼の中に詰めたり、赤なつめとあわせて調理するチェーもありますが、今回はシンプルな蓮の実だけのチェーをご紹介します。 |
|
■蓮の実のチェー/4人分
|
蓮の実(乾燥) |
50g |
氷砂糖 |
100-120g |
水 |
500cc |
【ポイント】
・もしも、蓮の芯が残っていたら調理する前に取り除きましょう。特にお客様に出す時には注意が必要です。芯が残っていると苦味が強くて、お客様にしかめっ面をされてしまうでしょう。
・ザボンの花のエッセンスやバニラパウダーを風味づけに使うこともありますが、ほんのりとした蓮の香りを楽しみたいようであればそのままでもよいでしょう。お好みによって調整します。
・蓮の実のチェーはもともとベトナム中部のフエのチェーと聞きます。蓮の実自体もフエのものがよいとされています。手に入るようであれば、使ってみてください。 |
|
|
|
1 ) 蓮の実は紐から外して、軽く洗う。
(この際、もし蓮の芯が残っていたら取り除く)
|
2 ) 水に漬けて1時間ほどおいておく。鍋に蓮の実と水(漬けておいた水も合わせて)500ccを入れ中火にかけ、沸騰したら火を弱め ふつふつとゆっくりやわらかくなるまで煮る。(目安:約1時間。蓮の実の状態にもよるので途中で、取り出してやわらかさを確かめたほうがよい。)
|
3 ) 蓮の実がやわらかくなったら、氷砂糖を砕いて入れ煮溶かす。(砂糖の分量は好みで調節のこと。)
|
4 ) 沸騰してから弱火でしばらく煮て、少し煮詰めます。
|
5 ) そのままの状態で1-2時間置き、蓮の実に甘味が入るようになじませる。※冷たい状態で食べたいのであれば、冷蔵庫で冷やす。
|
6 ) 器に盛り付ける。
|
※教室の講習レシピとは異なります。 |
|
|
|
■情報提供:OVERLAND CLUB http://www.overlandclub.jp/ ベトナム家庭料理はもちろん、おもてなし料理から精進料理、焼き菓子、蒸し菓子などのデザートまで多岐にわたりベトナム料理講習を開講中。講師を務めるのは、専門学校や職業訓練校で教鞭をとっている現職の教員。講習内容は1回3品(時間を要するものは2品)なので、じっくりと学べる。受講メニュー・開講日・時間などの詳細はコチラから。 |
|
▼バックナンバー
2006年02月 ベトナムクッキングクラブ2月号/エビと豚肉の揚げ春巻き
2005年12月 ベトナム料理徹底マニュアル/コン・ビン・ヤン
|
anan【ホーチミン】 - anan【ハノイ】
|
会社案内 - お問い合せ
Produced by GOATsystem
©2005-2008 VIETNAM GOURMET NAVIGATION PROJECT. All rights reserved.
インターネット通信認可番号 80/GP-CBC
6F 393B Tran Hung Dao st., Dist. 1, HCMC, Vietnam
Tel:08-920-4721 Fax:08-920-4725