ベトナムの鶏肉は適度な歯ごたえと旨みたっぷりの脂が特徴。煮ても焼いても申し分ないこの鶏肉、ベトナム人はどのように食べているのでしょうか。 今回は美味しくてヘルシー、そのうえ安いの三拍子揃ったおすすめ鶏肉料理をご紹介。この暑い季節、ビールのつまみとしても最適。あまりの美味しさに、暑さも忘れて食欲が出ること間違いなし。
ベトナム人だけでなくベトナム在住の各国の外国人の絶大な人気を誇る焼き鳥専門店“Bình Minh”(ビン ミン) 。日本の焼き鳥とは異なり、カットした鶏肉の各部位に塩こしょうをはじめ、ベトナム醤油やはちみつなどの調味料で味付けしながら、炭火で豪快に焼き上げる。こんがり焼き上がった鶏肉は、外はパリッと香ばしく、中はジューシーで柔らかい。 それぞれの部位で味わいや食感も違う。ベトナム人の一番人気はChân Gà(チャン ガー)と呼ばれる鶏足の肉。モモ肉ではなく、足先の部分を言う。一見グロテスクだが、チリソースをつけて、ガブリと食べれば冷えた生ビールにぴったりのおつまみに。はちみつを塗って炭火で焼き上げたBánh Mỳ バインミー (フランスパン) も人気のサイドメニューのひとつ。日本語メニューもあるので、安心してオーダーできる。
Phở Gà Ta とは直訳すると、私たちの鶏フォー、つまり地鶏入りフォーのこと。ベトナムの地鶏は、普通の飼育鶏よりも小ぶりで、皮は黄金色に輝き艶やかだ。食べると、コリコリと歯ごたえがあり、身はギュッと引き締まっている。こちらのメニューは割いた鶏肉入り、手羽入り、モモ肉入りという風に分かれているので、好みの部位を選んでフォーに入れることができる。地鶏の骨、生姜、葱などを煮出して作ったスープは透明感があり、さっぱりしているので朝一番にいただきたい味。
Gà Tần とは、鶏肉をクコの実、干しりんご、ハスの実などの漢方薬と一緒にじっくり煮込んだもの。こちらの一番人気メニューは黒鶏(Gà Ác)の薬膳煮で、1日に約80羽売れるという。小さめだが、丸々1羽出てくるので、最初はその見た目に驚くかもしれない。食べてみると、意外とあっさりしていて食べやすく、各種薬膳の香りが。鶏肉の腹に詰められたよもぎの葉も苦味が利いていて美味しい。この料理に使用されている各種薬膳には、体を温め、食欲増進させる効果があるとか。鳩の薬膳煮も隠れ人気メニュー、ぜひチャレンジしてみては。